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Milano HOMI 2018 ”AKITA COLLECTION”

人間は、身近にある自然を使い、ものを生み出してきた。

地球が生み出す資源の中でも樹木は、今も昔も人の暮らしに深く関わる素材です。秋田で生育した木を使って、歴史ある秋田の木工職人とともに、ディティールや、仕上げにこだわった、新しいスタイルの家具のシリーズを作りたいという思いで取り組んでいるプロジェクトである。

日本の森林の多くは、人の暮らしと関わりが深く共生している。自然に学び、木を育て、木を切り、使い、また植えることで森を守り、また、守られて、生き物が生きている。近年の、木材をどう活かすかは、その土地の人の思い次第である。燃やしてエネルギーにしてもいい。選択肢がいくつもある中で、秋田県は、もう一度、職人の手でオリジナル家具を作ることを選び、土地独特の木の建築や歴史的な木製家具を作る技術を持つ、腕のいい職人達を集めて、その技術の高さが使う人々に伝わることを考え、デザインをまとめた。

秋田県には500万年程前から杉が自生していたと云われている。秋田の杉は、寒冷地という環境で少しずつ成長するため、年輪の目が細かく、美しい木目を持っている。また、香りはリラックスさせる効果がある。12の工房の職人達と作った家具シリーズを昨年に続き、今年も発表する。





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