ミラノにて開催されるフォーリサローネのインテルニ誌主催イベント『Material Immaterial』において、
喜多俊之「竹材が新資源になるプロジェクト」を、株式会社秀光提供で出展する。
3-15,APRIL 2017 10:00-24:00
ミラノ大学(Università degli Studi di Milano)
新素材の平板竹材「FLAT BAMBU SHIMANE」
フォーリサローネ恒例のインテルニのイベント、ミラノ大学でのインスタレーションは、今回で20周年記念となる。
株式会社秀光の提供による、喜多俊之のデザインの平板となった竹材を用いた家具「FLAT BAMBU」を発表した。
竹は素材としてだけではなく、土の中に埋もれている新芽は食用にもなって、大地に出るとみるみる成長。3〜4年で生育竹になり、100年使えると云われてきました。このプロジェクトは、その丸い竹を平板にする事で新しい価値を持ち、未来への新素材として生まれ変わり、活用される。
竹の特徴的な表皮の節や繊維までを残しながら、新しい技法で平面にすることを可能にした島根県のウッドスタイル社の新技術。
日本に生育する竹で、現在、70~100mm幅で 2mの長さのものが、平板加工できる。
また、これらは環境を考えたプロジェクトでもあって、生命力の強い竹は成長する過程で、多くの二酸化炭素を吸収する特徴にも着目。平板になった竹は自然とテクノロジーの合作、それをデザインの力で、その素材に新しい可能性を生み出すことを実現した作品である。
■INTERNI オフィシャル Facebookの、喜多俊之によるビデオメッセージ:
Photograph by Tom Vack